日光街道、徳次郎宿→鉢石宿

初めて行き帰りともに輪行。パッキングと組み立てを2回ずつと考えると少し面倒に感じますが、これが通常となりそうなので慣れるしかない。

最寄り駅の一つ隣の駅でパッキング。急行が停まる駅まで楽に行けるのは自転車の良いところ。作業を終えて駅構内へ入り、事前に確認しておいた最後尾の乗車位置までホームを移動します。自転車を抱えていると、電車が来てから乗車位置まで小走りで移動したり、あるいは電車に乗ってから車内を移動するということが不可能になりますし、かといって最前部、最後尾以外の車両に自転車を持ち込むのは邪魔なことこの上ないので、乗車位置の事前確認はかなり重要です。無事に最後尾に乗り、東武線とJRを乗り継いで宇都宮へ。

JR宇都宮駅での組み立て。駅ビル店舗の営業時間外はスペースが沢山あって作業がし易いです。しかし寒い中走るのは身体が動いているので割と平気でも、パッキングや組み立て作業時の寒さは辛いものですね。

終点である鉢石宿へ向けてスタート。今回の行程では登り坂がどの程度なのか、普段運動をしない五十路のエンジンでも完走できるのか確認します。

清住町通りを徳次郎宿へと向かう。清住町通りの入り口にある株式会社上野さんの建物がとても見応えがありました。会社HPによれば、江戸時代、上野新兵衛さんによる創業とのことですが、宇都宮宿本陣の上野新右衛門さんとは御親類なのでしょうか。

通りは自転車ではあまり走りやすいとは言えません。都市部のように立体交差がないのはいいですが、車道は狭い割に交通量が多く、歩道も側溝の蓋が凸凹しています。大部分が歩道をゆっくり走るという無難な走行になりました。

徳次郎宿近辺。宿場町としての雰囲気は感じられませんが、石造りの蔵などが点在していて目を引かれます。ほどなくして街道沿いに現れる智賀都神社に参拝。写真ではその大きさをあまりお伝えできませんが、鳥居前に樹齢700年以上のケヤキの木が二本あり圧倒されました。

この後、田川から新川への取水ポイントを見学しようと思い、田川沿いに道をそれてみました。新川は宇都宮の地の発展に大きく寄与したであろう人口河川とのことなので、その源はどんな感じか見てみたいと思ったのですが、残念ながらよくわからず、するすると通過してしまいました。ふと気づけばもう一箇所、“性神の館”というのも寄り道に考えていたのですが、こちらも既に通過していました。

街道に戻るといつの間にか徐々に登り坂っぽくなってきていますが、まだ気にするほどではありません。スポーツバイクの性能が吸収してくれます。坂よりもとにかく走り辛いのがストレスです。車道は一段低くなっており、堤のように高い両側には歩道もありますが、その歩道は自転車での走行には向きません。木からの落下物が堆積し、根がアスファルトを持ち上げてひび割れさせ、何だか自然に還ろうとしているかのようです。徒歩なら味わい深いのかも知れません。致し方なく車道を走るのですが、車からは邪魔に思われているのが明らかです。“自転車・歩行者優先”という栃木県の看板が沢山たっていますが、そうはいってもという感じです。

緩い坂道と平坦な道を繰り返し通過し、大沢の交差点の手前で国道119号をそれて旧日光街道に入ります。少し暗めの並木道を進むと所謂ラブホが閉鎖されていました。ストリートビューでは“空室”になっているのが物悲しく、大沢という宿場町だけに頑張って欲しかったです。

その後あまり見所なく走り続け、今市宿ももう少しという所に来ての“日光杉並木街道”が結果的にこの日光街道で一番印象に残ったかも知れません。今まで見たことのない太い幹の杉並木が立ち並び、その間から遠くの山々の稜線が眺められます。美しい。

ほとんど人気がなかったのも良かったです。長い杉並木を走行中、すれ違ったのは小学生男児の二人組だけ。その子らは「こんにちは」と声をかけてくれました。「こんにちは」と返したものの、その頃には登坂により険しくなった私の顔つきが気味悪かったかも知れません。知らない人にも挨拶をするというとても感心する行動に対し、笑顔で応えられませんでした。

今市宿に到達し、ここで休憩を兼ねて昼食。宇都宮といえば餃子、餃子といえば美味しいと評判の“正嗣”ですが、今まで食したことがなく、今市店があるということで行ってみることに。行列もできるそうですが、丁度カウンター席が一つ空いていたのですぐに入れました。焼餃子と水餃子のみ、ライスもありません。本当は焼き餃子でご飯をわしわしと食べたいところでしたが無いものは仕方がありません。焼きと水を1人前ずつ注文しました。待っている間に知ることになりましたが「ヤキに、スイいち」のように皆さん注文していました。ヤキ3+スイ2くらいは当たり前のようです。

これが美味しい。特に個性が強いわけではありませんがバランスが絶妙で、野菜のシャキシャキ感と生姜が本当に美味しい。餃子だけ5人前食べるのも頷けます。この餃子はまた食べたいと思いました。

街道へと戻り、最後の鉢石宿を目指します。坂道はこの辺りから少し辛くなってきました。急こう配というわけではありませんが果てしなく続きます。これまでは坂と坂の間に休憩ポイントとなる平坦な道がありましたが、それがありません。果たして行けるのかということが気にかかり、またしても見学しようとしていた旧江連家住宅を忘れて通過してしまいました。

ここを上りきれば平らだと見えて到達してみればまた坂、という蜃気楼のような場所もありました。確か野口という信号の所です。あと10回こいだら休憩、もう10回こいだらと自分を騙しつつこぎ続けましたが、ついに宝殿という交差点で一旦休憩を取ることに。ちょっとした敗北感。ストレッチをしながら地図を見ると、実はもう日光は目前。タラレバですが、知っていればもう少し耐えられたかも知れません。後悔です。

10分弱休み、また上り始めましたが、今まで使ったことのないようなローギアに入れたところ、獲り憑かれたようにギアが勝手に上がり下がりしだし、逆にこれに気を取られているうちに何だか分からないままJR日光駅到達、鉢石宿までもう少し。坂道は相変わらず続きますが、周辺が観光地らしく賑やかになってくるので気が紛れます。このギアの現象については次の遠出までに調べなければなりません。

そして神橋到達。とりあえずここを終点とします。休憩をはさみはしましたが完走はできました。

これにて
1回目 日本橋→越谷
2回目 粕壁→宇都宮
3回目 徳次郎→鉢石
に分けた日光街道の走行を完了。思い返せばどうでしょう、サイクリングとしてはあまり快適に走行できるわけではありませんでした。一番走りやすかったのは、浅草から南千住へ向かう吉野通りでしょうか。基本的には街道の歴史に思いを馳せてゆっくりと旅するものなのでしょう。特に日光に近くなってからは徒歩でゆっくりと坂道を上り、宿場で一泊して疲れた身体を休めるのがいいのかも知れません。

東武日光駅でパッキングして帰路へ。

走行距離44km、走行時間3:08、最高56km/h、平均13.9km/h
MAX56?東武日光駅までの下りでしょうか。人通りもあるしそんなに出ているとは思えないのでこれも調査対象へ。

 

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